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プラネットファイナンスジャパンでは、マイクロファイナンスに興味を持つ日本の学生や社会人などの方々に、講義や研修プログラムなどの開催を通じて、マイクロファイナンスに関する知識を深める機会を提供しています。
プラネットファイナンスが提供するトレーニング全44コースのうちのマイクロファイナンス基礎編6コースをオンラインにて無料で提供しています。マイクロファイナンスの基礎、マイクロファイナンス機関(MFI/Microfinance Institution)の運営の効率化、マイクロファイナンスのサービスと商品、マイクロファイナンスに関わる法整備、リスク分析手法などマイクロファイナンス分野における幅広いトピックをカバーしています。
マイクロファイナンスの基本的知識を以下の4つのレッスン、1.マイクロファイナンスを巡る環境、2.マイクロファイナンス機関の組織体制、3.商品とサービス、4.マイクロファイナンス機関の法規制、を通して学びます。本コースではマイクロファイナンスの実施に不可欠な基本的定義の解説がなされます。
実際のマイクロファイナンス機関を立ち上げるには具体的にどのように計画、実施していくのか、次の7つのレッスンを通して学習していきます。各レッスンには言葉の定義、実行におけるヒント、ケーススタディなどが含まれています。
マイクロファイナンス機関にとって、市場調査は、顧客、競合機関、環境を知る上で欠かせません。コース3では、ヨルダンのマイクロファンドの事例をもとに、実際の市場調査の過程をステップごとに学習します。市場調査は、調査課題と目的の決定、収集データの特定、調査のコーディネート、データの入力と結果の分析、というプロセスで進めます。本コースの最後に、調査を実施する際にマイクロファイナンス機関が使用する調査ツールを紹介します。
マイクロファイナンス機関が財政的に健全で持続的な活動を続けるための利子率の算出方法や補助金の問題について取り扱います。利子率算出の項では、財務コストや法的な問題、他機関との競争を考慮した上で、適切な利子率を設定する手法や設定ツールの利用方法などを説明します。補助金の問題のセクションでは、マイクロファイナンス機関が受ける様々な補助金の取り扱いや注意点、補助金依存比率という指標の使い方について学びます。
マイクロファイナンス機関の財務を分析するアナリストの立場に立ち、財務分析方法や注意点について取り扱います。マイクロファイナンス機関の運営効率性、財務分析の方法など様々な指標の紹介、その指標の使い方、また、実例を通して理解を深めます。
マイクロファイナンス業務のための情報マネジメントシステム(MIS)は、機関における情報の収集、保管、監視、検索にわたりすべての点で関連しています。機関にとって適切なMISを構築するには、すべてのレベルで必要な情報とその情報のフローを明らかにし、十分な時間と予算を費やし、システムユーザーに対するMISの教育を行うことが重要です。本コースでは、MISチームの決定から、導入後のメンテナンスまでMISの開発・導入ステップを段階的にみていきます。
この教材翻訳はボランティアの方々にご協力いただきました。誠にありがとうございました。(翻訳ボランティアチームメンバー、以下五十音順掲載)
浅岡真依さん 津田塾大学学芸学部英文学科多文化・国際協力コース
荒島由也さん 慶應義塾大学法学部政治学科
長田典子さん ワシントン州立大学 MBA専攻
斎藤聖子さん ロンドン大学UCL 国際開発政策学部 開発・行政・政策理学修士号
塩野香織さん 新生銀行 クレジットリスク部
杉田道子さん 国際基督教大学教養学部国際関係学科
橋本佳枝さん 慶應義塾大学文学部人文社会学科フランス文学
廣瀬大地さん 慶應義塾大学経済学部(チームリーダー)
このボランティアチームメンバーのうち2名が、バングラデシュのマイクロファイナンス機関(MFI)にて、インターンシッププログラムに参加しました。今回のプロジェクトで学んだ知識を現地で実践し、経験をより深め、現地でのマイクロファイナンス活動の発展と貧困削減に貢献しました。プラネットファイナンスジャパンは、日本に不足していると言われているマイクロファイナンス専門家の人材育成に力を入れています。
当教材は、ホームページより無料でご利用いただけます。大学、教育機関などで当教材をご利用の場合には、プラネットファイナンスジャパンまでお問い合わせいただきますようお願いいたします。尚、当Webサイトへのリンク掲載のご紹介はご自由にしていただいて結構です。