マイクロファイナンスの仕組み | 調査・統計 | 成功ストーリー
調査・統計
今日の世界では、30億人の人びとが預貯金、融資、保険、送金といった基本的な金融サービスを享受することができません。これでは、将来の生活をよりよくするために貯蓄することも、家計をやりくりするためのローンを組むことも、家族の将来の生活を保障することもできません。
このような状況のもと、30年間近くの間、多くの団体が貯蓄、融資、保険サービスを享受できない人びとを支援する努力を続けてきました。このような団体をマイクロファイナンス実施機関(MFI)と呼び、一般的に共同組合や国際機関に支援されたNGOが金融サービスを提供しています。2005年末までに、世界に約1万のMFIが存在し8,000万人以上の人びとが支援されてきました。
MFIは、地域ベースに運営されることが多く、農村か都市の貧民街の中で数百人を対象に小規模な金融サービスを提供します。一方で、全国レベルで展開しているMFIもあり、この場合、MFI事業はより複雑になります。中には、国内最大の銀行に発展した例もあります。
マイクロファイナンスのみで世界の貧困を解決することはできませんが、多くの調査や事例の中で、マイクロファイナンスが数百万世帯の家族の生活をよりよくし、その日暮らしの生活から改善されたことが実証されています。プラネットファイナンスのモロッコオフィスが2004年に実施した現地調査では、マイクロクレジットの導入により、収益、投資、市場へのアクセスレベルが向上し、マクロ経済に対してプラスの影響力を与えることが明らかになりました。
マイクロファイナンス関連統計
- 世界には、1日100円以下で暮らす人びとが12億人います。そのうちの9億人が女性です。
- さらに、1日200円以下で暮らす貧困層の人びとは数十億人います。
- 世界人口の80%が金融融資サービスを受けられない状況が続いています。5、6億人の人びとは、小規模融資によって所得創出活動を行うことが可能です。
- 8,000万人以上の人びとが1万以上のマイクロファイナンス実施機関(MFI)より金融サービスを受けています。
- マイクロファイナンスの活動資金額は、総額年間10億米ドルに及びます。
女性にフォーカス
男女不平等は経済成長へのハンディキャップです。 マイクロクレジットを利用して、女性でも自分の「ビジネス」をはじめることができ、結果として、家庭で経済的自立を得ることができるようになります。女性は収入を家族のために費やす傾向にあるため、女性による収入の増加は家族の生活水準の向上につながります。マイクロクレジットをきっかけとして、女性は自分自身と家族の生活をよりよくすることができます。