HOME > 台風ハイエン被災零細農民の生計向上プロジェクト > パートナーの協同組合型マイクロファイナンス機関へのSocial Performance Assessmentの実施
本プロジェクトが目指すゴールの一つに、「パートナーである協同組合型マイクロファイナンス機関が社会的パフォーマンス管理・経営を導入する」というものがあります。
さて、「社会的パフォーマンス管理・経営を導入する」とはどういうことでしょう?
プロジェクトの紹介ページにも書いた様に、マイクロフィナンス機関は財務面、社会面の双方を両立することが大事です。(参考→http://www.planetfinance.or.jp/projects/index.php?eid=00005)
パートナー機関である協同組合型マイクロファイナンス機関にも同じ事が求められます。
彼等がきちんと自分たちのビジネスを回して収益を上げつつ、貧困削減等の社会面にも配慮した経営を行う事で、より効果的な開発効果が期待できるからです。
社会的パフォーマンス管理・経営を導入する上で大事なのが、当然、現状の把握です。パートナーの協同組合型マイクロファイナンス機関が現時点でどの程度社会的パフォーマンス管理・経営を実施できているのかを調査し、その組織がもつ特徴や弱点を把握する事で、これからどの様な点にフォーカスして社会的パフォーマンス経営を導入してゆけば良いかの指針を作る事ができます。
このような調査をSocial Performance Assessment と言います。
今回は、このSocial Performance AssessmentをSocial Performance Indicator 4 (SPI4)というツールを用いて行いました。
(このツールは無料でダウンロードできます。→http://www.cerise-spi4.org/)
実際にパートナーの協同組合型マイクロファイナンス機関を一機関ずつ訪問し、経営陣や職員、顧客にインタビューしたり収支報告書をレビューしたりすることで無事このSocial Performance Assessmentを完了することができました。
Social Performance Assessmentの一環としてパートナーの協同組合型マイクロファイナンス機関の顧客にインタビュー